就活ルールの廃止報道。

経団連の中西宏明会長が9月3日、新卒の採用活動の解禁日を定める現行ルールを撤廃する意向を示したことで動揺が広がっている。


 経団連のルールを守らず「優秀な人材を集めるにはルールを破らないと」という考えすら蔓延。

実質的に3月以前に行われるインターンシップを採用の場として活用している企業が多数。


 日本独特の雇用慣行であった、新卒一括採用のシステムが時代ニーズに合わなくなってきたことや、自由化される採用市場の中で新卒採用だけが戦前より一貫して行政主導の基運営されいる、など、様々な要因が考えられる。 


一部の大企業が採用している新卒枠の完全撤廃で通年採用制に移行するのではとの意見も出ているが、そうなると年間シーズンを通しての採用となるため活動が長期化し、企業側の負担が大きくなるため人や資金に限りがある中小・中堅企業には現実的とは言えない。


 さらに、ルール廃止によって通年採用化が進むと、新卒同士の闘いではなく、外国人労働者など様々な人材と競合する場合もあり、一般学生にとっては不利になるとの意見もある。


 また、経団連がルールを廃止しても、就活全体のタイムキーパーの役割はリクナビやマイナビなどの就活情報サイトが担うことになるのではとの意見もある。


 経団連のルールに合わせ今までそれを補ってきたのがリクナビやマイナビなどの就活情報サイトであり、新卒一括採用=ナビサイトと世間では見られているが、情報サイトの定義は、そもそも、売り手と買い手の間の情報の非対称性を埋めるためのインフラである。


 経団連のルールが廃止されるようになれば、就活情報サイトはより正しく情報を提供できるようになるとの意見もある。https://diamond.jp/articles/-/179203  


人材の流動化が進み中途採用も当たり前のように様々な入口を設け行われていて、中途採用と比べて新卒採用は選択の自由があまりにも狭すぎことから、 経団連のルールの枠に、反発する形で新しい就職サービスが生まれてきた。今後は経団連のルールの撤廃という自由化された枠の中で、AIテクノロジーなどを活かした新しいジャンルのサービスが次々に生れ学生側が自由に選択できる時代になるかもしれません。 


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